2011年03月21日

地震のとき

忌まわしい地震発生から10日。
まだつい2〜3日前のことのような気がします。


そのとき私は会社で仕事中。
いつもと何ら変わらない日。

人一倍地震が苦手で敏感な私は、皆が揺れに気付く少し前から
微細な揺れを感じてました。

でも気のせいかも知れない。
みんな普通にしてるし。

そう思った途端、大きく揺れだし、みるみるうちに激しくなった。

職場はランドマークタワーの31階。
高層ビルは揺れを吸収するためにより大きな揺れになることは周知の通りですが、
これだけの高層になると想像を超えます。


もう立ってはいられず、私は床にへたり込み、
机に捕まり、なんやかや想像しながら、一人声を押し殺して泣いてました。


すぐ窓の外にはランドマークタワーの半分ほどの高さを持つクイーンズの高層ビル。
あれだけのビルが、まるでおもちゃのようにぐわんぐわんと揺れていた。
それだけで信じられない光景。


なのに、みんななぜか割と冷静。
特に男性社員は。

やっと揺れが収まったかなと思ったら、
社長が普通に歩いて来て、普通に話す。
「とりあえずみんな下に降りよかー」。


一人動けずへたり込んでる私を覗きこみ、
「大丈夫やでー、大丈夫やでー」。


なんで?なぜにそんな冷静なんすか?


腰がぬけかけた私を男性社員が支えてくれたり、
他の人はバッグとコートを持ってくれたり、
助けられながら、31階から非常階段で1階までひたすら降りる。
(ちなみにこれは避難訓練で一度は皆経験済み)

ビルから避難して来た会社員たちで下の階はいっぱい。


とにかく保育園にいる子地蔵が心配。
電話をするも当然つながらない。
震源地が東北沿岸で、私の実家がある岩手も壊滅的な被害が出ていると知り、
電話をするもやはりつながらない。
旦那の携帯もしかり。


何十階かけて、何とか保育園につながり、子地蔵の無事を確認し
まずは一安心。


2時間ほどぶらぶらとし、とりあえず戻ろうかということになり、
エレベーターもしばらく復旧できないので、
31階まで非常階段をひたすら上る。


一切仕事にならなかったけど、何とか17時半まで居座り退社。
電車が止まっているのは分かってたので、横浜駅までとりあえず歩く。

横浜駅は中も外も帰宅難民でびっしり。


バス乗り場へ行くと、自宅近くまで行くバスを発見したので列に並ぶ。
1時間半待ってようやく乗車でき、やっと帰れる〜と思ったのもつかの間、
大渋滞で全く動かず。

バスロータリーを出て、やっと500メートルほど進んだ時には既に
発車から1時間半経過!!!
一つ目の停留所にさえついてねーし。

どうしよう。これが続くなら間違いなく歩いた方が早い。
でも駅周辺だけかもしれない。

迷いに迷って、結局乗り続けましたが、
この判断は大間違い。

駅にして地元の大倉山から二つ手前の妙蓮寺駅近くの停留所についた時は
既に4時間経過。
ここで東横線が復旧したらしいというアナウンスが流れたので、
下車し、電車に乗り換えてやっと到着。


バスの車中で親戚のおばさんから子地蔵を預かってくれるというメールが届き、
お言葉に甘えて迎えに行って頂く。


一旦車を取りに、チャリで自宅へ帰った時はちょうど夜中の0時。
偶然そのとき何とか帰宅出来た旦那と落ち合い、
おばさんのお宅まで子地蔵を迎えに行く。

車ならたった20分ほどの距離を帰るのに、5時間半もかかりました。

歩けば1時間半で着いた模様。
ひとつ勉強した。


とにかく皆が無事で良かった。
実家も海は至近距離ですが、地形的に少し高い場所にあるため、
ほぼ無害でした。

堤防の内側にある建物や漁港の船は全部海にもっていかれたそうです。
この堤防、高さも厚みもかなりあってどう見ても頑丈なんですが、
少し破壊された部分もあるそうです。


津波の威力がどれだけのものか。
恐ろしいです。


地元の友人や、宮城に住む友人にも、
数日ごしに無事確認の連絡も取れました。

漁師の旦那さんがちょうどそのとき海に出ていて、
大変な目に会ったという友人や、
旦那さんはなんとか無事だったものの、
職場の仲間がたくさん流されてしまったという友人もいた。


生き残っても尚この悪夢。
北国で育った私は、この時期の向こうの寒さは良く知っています。
特に沿岸は、海からの冷たい風が相まって、
暖房をつけなければ家の中でも息が白くなる。


テレビで報道されている以上の惨状になっている避難所もあるそうです。
恐ろしくて内容は書けません。



パンが買えない
ガソリンがない



関東に住む私たちは、本当はそんなことを言ってる場合じゃないのだけど。


posted by ボフ at 12:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月13日

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