2011年08月20日

夏休み おまけ〜津波の爪痕

母の実家は東北沿岸にある。
ほんの数百メートル先が海。


東日本大震災の時は、数日連絡がつかず、正直焦りました。
母が生まれる何十年も前には、今の家がある場所を遥かに超える
ほどの距離を、津波が襲ったという話を昔聞いた事がある。


幸い、大昔の津波以来、頑丈な堤防が海沿いをぐるっと守ってくれたので、
今回は実家のある近辺では家屋の被害や人災はありませんでした。

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津波警報が鳴ると、中央の門が閉まります。
こんな頑丈な門さえも、津波は押し空けて少し外側に来たそうです。


ただ、堤防の内側は大打撃。


この空き地のようになってるところには、大きな海産物の加工場がありました。
建物もろともさらわれたそうです。
いつもここの外で飼われていた大きな犬はどうしたんだろう。
考えただけで泣けてくる。
どうか無事に逃げおおせられてますように。
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何かの跡地のようになってるここは、海水浴場のすぐ外側にあります。
地元の名産でもあるウニやアワビの養殖場があった所。
こちらも波にさらわれ、当然今でも機能してません。
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同じく海水浴場の近く、養殖場の隣りにあったこの跡地には、
地元のおみやげなどが売ってる物産店がありました。
2階は海の幸を使った料理を出す食堂でした。
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養殖場施設その2
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養殖場施設その3
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ガードレールもこの始末
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少し離れて、港の光景。
堤防の白く作り足された部分は、波にえぐられた後でもあります。
この左側の海から堤防を難なく超えていきました。
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その堤防の内側。砂地になっている部分には、
漁師さんたちが使う道具をしまう掘ったて小屋が奥までびっしり
連なっていました。
ひとつも残ってません。
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昔は週末になると地元の人で賑わっていた市場。
ほぼ骨組みだけに。
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港には隙間もないほどびっしり漁船があったのに、
今は数えるほどしか残ってませんでした。


この港は、毎年小学生が学校の行事として
写生大会をするのが恒例の場所だった。

当然私も毎年ここに描きにきました。


港の周りなら好きな場所を選んで良くて、
皆思い思いの場所に腰を下ろして船やら景色やらを描いた。

もしもその時にこの津波が襲っていたらと思うとぞっとする。


海と仲良く暮らして来た人たちが、
海に傷つけられるとは皮肉な話だ。


それでも、この限りなく田舎な小さな町は、
少しでも元気になろうと、今までなかったようなビーチバレー大会や
たくさんのイベントを催しているようです。

いつもなら何かあると夏祭りや花火大会などは自粛する風習があったけど、
今年は逆にいつも通りに、でもこれまでにない気持ちで、
盛大に行われたようです。


みんなが懸命に生きようとしています。
みんなが元の町以上のものを目指しています。

がんばれ東北!




posted by ボフ at 16:57| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お母様、御無事でよかったですね!
ウチは沿岸部から10キロ弱内陸なので、
津波被害はありませんでしたけど、
よくチビと遊びに行った仙台空港横の臨空公園や、
乗馬クラブ側の海岸公園など、思い出の場所が、
更地と化してしまいました。
その現状を目にしただけで切なくなります。
馴染みのあった景色が一変してしまいました。

宮城に住み始めて約10年。
生まれ故郷じゃないけれどとても悲しいです。
なので、この地元で生まれ育った人達の悲しみは、
とても計り知れないだろうと思うと、泣けてきます。

みんな、復興に向けて頑張ってますよ(*^_^*)
Posted by ユト at 2011年08月22日 09:55
ユトさんも大変だったんですね…
長年慣れ親しんだ景色が、被害によって変わってしまうのはほんとに悲しいですよね。
電話では民家や人には影響がなかったと聞いていても、
実際状況を目の当たりにしたら絶句でした。
家族や家を失くしてしまった地域はどれほどかと
思うと言葉がないです。

早く元通りの生活に戻れるように願うばかりです。

Posted by ボフ at 2011年08月22日 19:17
ご実家の近くも大変な思いをされたのですね。
本当に被害にあわれた方々のことを思うと胸が張り裂けそうです。
何もできませんが、思いを送らせて下さい。
Posted by ソフィアパパ at 2011年08月27日 21:44
ありがとうございます!
自分も外側から見てるだけの立場に過ぎないですが、
皆が自分に出来る範囲のことをすることで
ひとつひとつ穴が塞がって行く気がします。
祈りや思いのパワーって凄いらしいですよ。
Posted by ボフ at 2011年08月28日 11:56
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